美味しくない蕎麦を食べました。
近々店が潰れる気配を感じました。
元々この店の蕎麦は美味しくなかったんですけど、
場所がいいし、土日でもミニ丼付のランチやってるし、
牛すじトマトカレー丼が美味しいので、年に3回くらいは行ってたんです。
去年の今頃は、ミニ丼付のランチは1000円で、お蕎麦は5〜6種類の中から選べたし、ミニ丼は海鮮丼も天丼も牛すじトマトカレー丼も選べました。
半年くらい前に行った時は「ランチタイムは+300円でミニ丼付き」というシステムに変わってました。
お蕎麦は全30種類くらいあるのですが、1000円以内で収めようとすると、もりそば(orかけそば)以外は選べません。
実質的な値上げです。空席も目立っていた気がします。
で、今日。同じお店の店頭POP。
「
お得なランチメニュー!
もりそば(orかけそば)+ミニ丼セット
1300円より!」
都心でもなかなか見かけない価格設定ですが、
ここは、郊外の、某駅から、車で20分という距離の、蕎麦屋。
悪い冗談としか思えない。
でもどうしても体調的に蕎麦しか食べたくない気分でしたし、今さら別の蕎麦屋を探すのもタルいので、何かしらの蕎麦を単品で食べる事にして入店。
数年前までの混雑が嘘みたいにガラガラ。メニューを広げると、さらに悪い冗談のオンパレード。
客入りが悪い理由を瞬時に把握。
「納豆そば:1050円 鴨せいろ:1400円」いやいやいやいや。
なに勝手にインフレしてるんですか。
納豆そばってそんな高価なものじゃないでしょ。
鴨せいろだって去年は1000円くらいだったでしょ。名店の蕎麦屋だったらわからなくもない価格だけど、
お蕎麦美味しくないでしょここ。ミニ丼で勝負してたじゃない。
その上、全30種類のお蕎麦のうち、3分の1くらいが油性ペンによって消されてます。
どうしよう、不安以外なにも感じられない。
それでも気を取り直して、消されてないメニューから「冷やしなめこおろし蕎麦」を注文しました。
店員
「すいませんソレ今やってないんですー」お店出ようかちょっと悩んだけど、堪えた。
テラサワ「じゃあ茄子天蕎麦で」
店員
「えーそれもちょっとー。すみませーん」質問を変えたほうが良さそうです。
でもちょっと口調がキツくなってしまうのは、仕方無いと思うんです。
テ「 何 が 出 来 る ん で す か ? 」店「もりそばとざるそばとかけそばとたぬきそばとー、壁にかかってるモノならー」
壁を見上げました。
冷やしたぬきそば:950円
納豆そば:1050円
とろろそば:1100円
月見とろろそば:1150円
8種類。
多いようで少ない選択肢。そして高い。
蕎麦が余り美味しくない店で、もりそばを頼みたくはないけど、
1000円以上出したくもないので、私と友人Aは冷やしたぬきを注文。
もう、さっさと食べて、店から出たい。車に戻ってイロイロ嘆きたい。
ところが悲劇はまだ終わらなかった。
友人B「月見とろろそば、冷たいので」
店員「(クスッと笑いながら)月見とろろは冷たいのしかないんですよー」うん、君の店じゃそうなんだろうね。
でもね、暖かいやつ、普通にあるから。ここまで色々あるとね、ほら、性格良くない事に自信があるからさ、
「すべらない話で『潰れる前はコーヒー1杯850円』って言ってたの誰だっけ?」「次はどんな店入るんだろ?」「サラダバーがあるファミレス入るといいね」「王将かバーミヤンでもいい」って話を店内でしましたよ。堂々と。
全員気が小さいから、店員さんに聞こえないような小声で。